参考

台湾の概要をまとめてみました!地理や気候から宗教事情など、観光の前に台湾のコトをもっと深く知ろう!

台湾は多くの人を引き付ける島。気候に恵まれ、豊かな大地を誇ります。美しい景観はもちろん、昔ながらの風情と南国情緒が絡み合っています。そして、明るく元気な人々。自然、人、文化。そして何よりもこの島に漂う情緒。本サイトでは台湾での暮らしや旅行でのアドバイスとご提案、ちょっとしたヒントをご紹介していきます。

 

台湾の地理

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台湾は日本列島の南西に位置し、台湾本島といくつかの離島で構成されています。台湾本島の面積は35.873平方キロで、日本の国土面積の10分の1で、九州よりやや小さいという程度です。南北は約394km、東西は約144㏎で、ちょうど葉のような形をしています。島の西武は平野が広がり、中央と当部は山岳地帯となっています。南北に縦走する5つの山脈が総面積の半分を占め、可耕地は島の約3割に過ぎません。高山も多く、海抜3000メートル以上の山が133座もあります。

かつて新高山と呼ばれた最高峰の玉山は標高3952メートル。日本統治時代は富士山より高いことで知られてきました。

 

台湾の総人口

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台湾の総人口は約2332万人で北部と西部の平野部に大きく偏っています。台北市の市域人口は約265万人となっています。おもな都市の人口は新北市392万人、台中市267万人、台南市188万人、高雄市277万人となっています。また、人口密度は非常に高く、台湾全域では1キロ四方あたりで600人を超えます。特に都市部においてはそれが顕著で、市街地で一軒屋を見かけることがほとんどありません。また少子高齢化による人口減少が深刻な社会問題となっています。

 

民族・族群

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住民構成はかなり複雑です。多数派を占めるのは17世紀頃に中国大陸から渡ってきた「本省人(ホーロー人と客家人)」。それ以前から台湾に住んでいた「原住民」そして、戦後に中華民国の国民党政府と供に移住してきた人々を「外省人」といいます。それぞれが複雑に絡みあい、又、混血も進んでいるために状況はかなり複雑です。また、戦後の国民党政府独裁政権時代に行われてきた教育により、アイデンティティも人それぞれ異なっています。台湾文化を理解する上では欠かせない事情の一つと言えるでしょう。

 

宗教事情

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台湾の宗教事情は複雑を極めます。一般的には道教をベースとした独自の形態と言うべきものが定着しています。市内のいたるところに廟や祠が存在し、庶民信仰の現場となっています。最も広く親しまれているのは航海の女神とされる媽祖。また、南部では王爺信仰というのも見られます。キリスト教や仏教も盛んです。キリスト教はプロテスタントが多数派で、長老派協会の信徒が多く見られます。仏教には慈済、法鼓山、仏光山、中台禅寺、霊鷲山などの諸派が有ります。また、儒教的な観念も定着しているため、土着信仰や先祖崇拝なども一般的です。原住民族の人々はキリスト教徒が多くなっています。

 

通貨

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台湾元。通称としてはニュー台湾ドル、新台湾ドル。略称はNT$、紙幣は1,000元と500元、100元が多く流通しています。硬貨は50元、10元、5元、1元が有ります。表記では「圓」と記されることが多くなっています。

レートは大まかに1台湾元=3.5円となっています。

 

トイレ

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家庭用のトイレは問題ありませんが、トイレについては紙を流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるということを知っておきましょう。水洗トイレではあるものの、水圧が低い為に紙を流すとすぐに詰まってしまうというのがその理由。

 

喫煙

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台湾では喫煙については日本と比較にならないほどの制限があります。基本的には公共の場所はすべて禁煙と考えましょう。当然ながら、罰則は外国人や居住者や旅行者も対象になります。具体的には、駅や空港、デパート、ショッピングモール、ホテル、レストラン、カフェ、商業ビル等、公共スペースでは全面的に禁煙です。喫煙所がある場合もありませんが、数は多くありません。

 

物価

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台北の物価は日本に比べてやや安めという程度で考えましょう。ただし、食費と交通費に関してはかなり格安な感じがするはずです。服飾品や日常雑貨は格安商品も有りますが、中国製品が多く、質は期待できません。また、地方都市では台北市内に比べると、かなり安く感じられます。